外出先からインターネットに接続したい、持参し忘れたデータが欲しい、このような場合、公衆電話のように至るところに配置されているインターネット端末ブースから個人カードを差し込むだけで、インターネットが利用できるようになります。利用料金も自動的に引き落とされ、カードに記録されます。訪問先の場所が不明であれば地図を表示できますし、自社のホームページへのアクセスも個人カードを差し込んでパスワードを打ち込めばアクセスが可能ですから、自分のパソコンのハードディスクに入っているデータを見ることができるようになります。さらに、会社の資料の多くは、災害時の安全対策の意味もあって、外部のデータセンターにも保管されることが多くなりますので、ここにアクセスすれば、24時間いつでもどこからでもデータを見ることが可能となります。つまりは、重い携帯パソコンを持ち歩かなくて済むわけです。喫茶店、スーパー、ファーストフード店、ショッピング・センター、空港、駅など至るところにインターネット端末を備えたスペースが設けられ、「ユビキタス・コンピューティング」(遍在するコンピュータ環境)が実現するでしょう。プリンタやコピー機も使えますので出先での緊急の資料作成も可能となっています。さらには、移動中の自動車や新幹線、飛行機の中からでさえもインターネットに接続可能となります。これは移動体に設置されたアンテナから基地局や通信衛星を結んで交信するもので、座席に設置されたLANポートにパソコンの端子を差し込むだけで利用できるようになります。
日本ではどうだったのでしょうか。日本にも、一九八〇年代に入ってネットワークがつくられはじめました。それはJUNETというネットワークでした。そしてそれを、USEネットと情報交換をするためにつないだときに、コンピュータの名前のあとに、もう少ししっかりした階層的な名前の空間をつくったほうがよいだろうということになりました。そこで、いくら階層が増えてもかまわないという空間をつくるために、JUNETは完全に無制限の階層的な名前構造をつくることができるようにしたのです。それがいまのインターネットで目にするような、階層的な名前構造のたぶん世界最初の運用例だったと思います。アメリカでもだんだんに階層的な名前空間へと動いていきました。
インターネット広告のトレンドを語る際、「パーソナライズド広告」は外せない。従来の広告は、メディアに用意された紙面や時間といった枠を買い、不特定多数に向けて商材をアピールするというスタイルが主流だった。これに加えてインターネット広告では、ウェブ技術を活用することで、各個人の興味、趣向に合った広告を表示する手法も用いられている。例えば、デジカメを買おうとインターネットで探している人に対して、カメラ関連の広告を出してあげれば、商品に興味を持ってもらい、リンク先のウェブサイトに誘導することがより容易に行なえる。クリック数ごとに広告料を支払う場合、よりターゲットが絞られたユーザーが来るため、費用対効果も高くなるというわけだ。
Copyright (C) WWW.FIGHTIT.ORG. All Rights Reserved.